2007
会社の後輩ちゃんとソフィア・コッポラの「マリー・アントワネット」をちょうど1日の映画の日に観にいってきました♪
会社の最寄の映画館っつーことでお台場のメディアージュに行ったのですが、平日のお台場は人がガラガラで、平日に映画見るならお台場はホント快適です。
さてさて、雑誌などでなにかと話題だったマリー・アントワネット。その可愛らしい色彩、映像と、ポップな音楽にCMを見たときから胸キュン(死語)だったのですが、ほんっとーーーーに、可愛かった!!!!!
以下感想。ネタバレあり
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好き嫌いが分かれる映画だな、という印象です。(ちなみに私は大好き)
まず言うのであれば、この映画は歴史映画として観るものではなく、一人の少女の半生を描いた青春映画として捉えるのがいいかと思います。
物語は基本的に平坦です。
あの時代の西洋史に疎い私でも知っているエピソードが、ばんばんばん、とつながれていっている感じ。
とはいえ、アントワネットの青春の輝きや切なさ、悲哀、宮廷の掟の滑稽などはちゃんと表現されていたと思います。
アントワネット自身の描かれ方としては、天真爛漫で可愛らしい女の子。
けれど、オーストリアから単身、偏見に満ちたフランス宮廷へ輿入れをした若干14歳の彼女にのしかかるプレッシャーがどれほどのものだったかと考えると、胸が痛くなります。
ラスト、ルイとともにベルサイユに残ることを選んだアントワネット。
手を取り合う二人の姿には、政略結婚とはいえ年月をかけることによってパートナーとなった、二人の絆を感じ取ることができました。
以上、ストーリーについてはこんな感じの感想になるのですが、私的にはこの映画の最大の魅力はやはり、映像美と音楽だと思っています。
平坦な物語すら気にならなくなる、そんなパワーがあります。
素敵な洋服がたくさんつまったクローゼットを開けた時のよう。
中世のヨーロッパを舞台にした映画だと、色彩がもっとクラシカルというかもう少し鈍い色味の映像がほとんどなのですが、それを今回のマリー・アントワネットではあえてカラフルな色彩を使用しています。
音楽もクラシックではなく、パンクなポップ・ミュージックが中心。
マカロンやケーキ、靴や扇子などの小物のセンスも抜群で、とにかく女心をくすぐる出来になってます。
言ってしまえば、ソフィア・コッポラ・プロデュース「マリー・アントワネット」の長編クリップビデオなわけです。
そんなの映画じゃないじゃん!と言われてしまえばそうなのですが、何がすごいって、それでも「この映画大好き!素敵!!」と言わせてしまうパワーがこの作品にはあることです。
そしてヒロインのキルスティン・ダンスト演じるアントワネットが本当にキュート。彼女の透明感に、あの可愛くてポップな衣装や小物が本当にマッチしてました。
パンフレットが欲しかったのですが、上演後売店がしまっていたので買えませんでした。今度買いに行くつもりです。
そんなわけで、
10点満点中
☆☆☆☆☆☆☆(7点)
でした。
すべては作品のチャーミングさに捧げます。
ストーリーだけなら星5つなんだけどねー(笑)。
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