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かつてオタクだった一女子の、魂の渇きと新たなパッションを求める葛藤の日々を綴った日記。

2025

0616
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2007

0729
いよいよ陰謀渦巻く茶州州牧着任編のクライマックスです。

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この巻は面白く読めました。
特に茶克洵と春姫のエピソードのくだりは良かったですね。

腕っ節も心も強いキャラは読者からすると安心してみていられるけれど、一見弱くて平凡な登場人物が強さを垣間見せたり、勇気を振り絞るシーンは胸にぐっときます。

克洵の場合はまさにそれで、取り柄もなにもないと評されていた彼が、実は一番大事なものをきちんともっていて(多分これは正しいものを見極める洞察力と、それを遂行する勇気のことかと。鴛洵とリンクさせるのであれば「優しい心とたゆまぬ努力」)鴛洵の後継者になるというラストは感動でした。

また、ひたむきさと芯の強さを併せ持つ春姫もいいですね!
「すべてを尽くして、愛する馬鹿者を救いに行けー」(←この英姫の台詞も好き。この方は名台詞多すぎです!)
英姫の言葉のとおりに、それまでの一切の声を封じ、全身全霊をかけて克洵を助けにくる様は本当に強くて綺麗でした。
血まみれの牢に迷うことなく足を踏み入れ克洵に平手して一喝するシーンは秀逸です。

また、茶州の禿鷹兄弟とのやりとりがほのぼのしてて可愛くて好きです。
今回、翔琳と曜春は大活躍でしたね~。

ラストの英姫と霄大師の会話もあったかくて面白くていいですね。まるで漫才(笑)。
皺取り薬のくだりは爆笑でした。
二人は鴛洵を挟んでのライバルであり、友であり、という感じなんですね~。
いいな、この三角関係(^▽^;。
同人誌とかあれば読んでみたいカップリングだ・・・(つまり鴛洵総受けか?)。
しかし何一つ美点を損なわないで年を重ねていける英姫はめちゃくちゃいい女ですね。まさに理想です!!!

今回の目玉の一つ(?)はフェロモンばりばり朔洵さまと、それに必死に抗おうとする秀麗との絡みなんですが、これもなかなか良かったかと。
正直逆ハーレムにはもうお腹いっぱいなんですけれど(^^;、朔洵は劉輝との対比としての登場キャラなので違和感なく、またそれに思わず惹かれてしまう秀麗の描写も説得力をもっているなあと思います。
恋をし、自分を律することや正しくあろうとすること、真の意味で優しさをもち、くるむような愛情を持つ劉輝と、愛するものだけに認めてもらおうと彼なりの努力をし、けれど歪んだ愛情表現ゆえに強引な吸引力を持つ朔洵は、まさに光と闇ですね。
朔洵を選んだらまさにダメンズウォーカーになるところだった秀麗ですが(笑)、今回はがんばって留まりましたね~。

劉輝の「大切なものがたくさんできて、とても幸せだと思う」の台詞がとても好きです。
よく少女漫画なんかでは、「君がいれば他はなにもいらない!」みたいなヒーローがおりますが(理想の王子様像の因子のひとつではあるんだろうね)、こういうバランス感覚がきちんとあるキャラは好感が持てます。
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