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かつてオタクだった一女子の、魂の渇きと新たなパッションを求める葛藤の日々を綴った日記。

2025

0617
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2007

0721
話が本格的に動き出しました。
そんでもっていよいよ影月登場ですvvvvv

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今回の物語は簡単に言うと、秀麗が官吏登用試験に合格し、朝廷での研修に入るお話です。

まず良かったところ。
影月はボケボケしつつもやるとこやる!という感じで、秀麗とのコンビも微笑ましくていいですね。
絳攸の名づけの由来や、黎深とのエピソードも暖かくて、でもちょっと意地っ張りで可愛くて良かったです。

で、物語全体の大まかな感想というと・・・、
辛口感想になるので不愉快になる方は以下はとばしてくださいませ(ごめんなさい!)

初の女性官吏ということで迫害される秀麗ですが、影月とともに持ち前のガッツでその困難を克服していきます。

男社会に入ることに難しさやそれゆえの理不尽さ、官吏になったからには甘さはゆるされない、という厳しさなど表現はしているのですが、やはりなんでしょう、甘さのある展開という印象が拭えません。

確かに秀麗の置かれた状況は大変だし、それを迷いつつ苦悩しつつも進んでいく彼女はすごいのですが、膨大な仕事の量はなんだかんだとこなしてしまい、そのあたりの書き込みがさらさらっとしていることもあり、リアルな感触で秀麗の「辛さ」「しんどさ」が伝わりにくいんですね。
文章をなぞるという意味で、「あー、大変なんだなー、そういう状況なんだなー」っていうのはわかるんですけど。

がんばる主人公に手を差し伸べてくれる人物がいるのは、主人公に辛い展開の場合読み進める上で読者にとって清涼剤になるのでいいのですが、秀麗の場合はあっちこっちそこからもそういうキャラが出てくるんですよね。
これもなんかご都合主義すぎるというか・・・。
秀麗の置かれた状況の大変さをイマイチ感じにくくしている原因かと思います。

秀麗のキャラクターは凛としていて媚びてなく魅力的なのに、周りの状況が甘い・ご都合主義になっているおかげで、彼女の魅力も半減してしまうんですね。残念です。

別に物語の主人公が苦労しなければいけないっていうわけではないんです。
ただ、こういうジャンルのこういうテーマで物語を書いて、主人公が苦労しつつも道を進めるっていうスタイルをとっているわけですから、その部分の甘さが目に付くと致命的だと思います。

現在は四巻を読んでいるのですが、こちらでは燕青がなかなかいいこといっているので、ちょっと期待してはいるのですが。
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