2007
一ヶ月以上も前に観たのですが、いまさらですが「さくらん」感想です。
以下ネタばれ
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蜷川実花の映像世界は実に綺麗ですね。
女性受けする毒々しさが本当に美しいです。
この映画、感想を簡単にいうのなら「よい意味でイメージどおり、悪い意味で意外性がない」でしょうか。
蜷川実花の映像、椎名林檎の音楽、土屋アンナの演技、すべてうまく調和されていて、でも「観る前から思っていたとおり」なんですね。
原作の漫画は面白いですし私は好きなのですが、いかんせん映画を観ていても情報が自動的に頭の中で補足されてしまって、純粋に映画として面白いかどうか、と聞かれると正直「わからない」のです。
原作の物語を多少アレンジして時間内に収めているのはうまいと思います。
それから土屋アンナは綺麗なのですが、やはり演技力に定評のある菅野美穂や木村佳乃と並ぶと「演じる」上での女優としてのオーラは負けてしまい、見劣りするように感じます。
二人のほうが演技に凄みも華もあるというか。(まあこれはキャリアの差もあるし仕方ないのですが)
個人的に好きなシーンは菅野ちゃん演じる粧ひのおいらん道中シーン。
おそろしく菅野ちゃんが美しい!!!!!
怜悧さと妖艶さを見事に現していて、見ていて鳥肌がたちました。
それから土屋アンナ演じるきよ葉が惣次郎を想い川縁で泣くところ。
きよ葉の切なさややるせなさなど、いろんな感情が伝わってきました。
このシーンのアンナの泣き顔はとても良かったです。
そんなわけで今回は10点満点中
☆☆☆☆☆☆☆(7点)です。
しかしこれもマリー・アントワネットと一緒で、映像美と音楽を評価する部分が大きいです。
それがなければ星5個だろうなあ。
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