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かつてオタクだった一女子の、魂の渇きと新たなパッションを求める葛藤の日々を綴った日記。

2025

0616
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2007

0218
つい先日から公開されましたね。

私は運良く旦那が試写会を当てたので、先々週観てきましたよ!(生まれて初めて試写会ってのに行ってきました~)
もともとこれ、ブロードウェイで大ヒットを飛ばした作品の映画化だそうで、シカゴが大好きな私としては期待度大!でした。

物語の内容としては、三人のコーラスガールの成功と挫折、悲喜こもごもを描いた、というものです。

で、以下感想(ネタバレあり

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まず各登場人物の歌、ダンスがすごいです、圧巻です!!これがこの映画の一番の魅力なわけですが。
ビヨンセは美しく、エディ・マーフィも多才なのですが、やはりここはエフィ役の新人ジェニファー・ハドソンの存在感とパワフルな歌声が抜群に光ります。

物語の内容は、成功につきものの光と影、誰もが被害者であり、誰もが加害者になるというか、そういう感じですね。単純な爽やかサクセスストーリーというよりはメロドラマ風。私はちょっと苦手なジャンルなのですが、歌と踊りが映画のメインを占めているので、さほど引っかからずさくさくと観れました。

成功をするためには、実力だけでは叶わない。
確かにそうなんですよね。
だからリードボーカルをエフィからディーナに変更になったときのエフィの悔しさやディーナの戸惑いはリアルに感じ取ることができました。
現実にもあるシチュエーションですから。

また、印象的だったのがディーナがリードボーカルに選ばれた理由が「特に深みもない平凡な歌声の持ち主だから」とカーティスに言われるシーン。
これはボーカリストにとってものすごく屈辱的な言葉ですよね。
ディーナ自身も実力でエフィに及ばないことはわかってはいた。けれども公私共にパートナーとして信頼していたカーティスに、商品扱いをされるこの台詞をあらためて口にされたときの絶望感はいかほどのものだったか。

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もともとディーナ自身は歌が好きな普通の女の子で、そのずば抜けた容色とは裏腹に、性格は大人しめで堅実的なのだと思います。
トップアーティストとして祭り上げられ、本当に自分がしたいことと、現実の自分にどんどんズレが生じていきそしてとどめにこのカーティスの台詞。ここで彼女はカーティスとの別れを決意します。

またこの作品は人種差別問題についても触れてます。
ブラックミュージックの不遇というか、私は実際の背景を詳しく知らないのですが、音楽のジャンルにも人種差別が深く浸透していて、ブラックミュージックが認められるには並々ならない努力と労力が必要だったのだなあと。
もう少しこのあたりについて勉強してこの映画をみると、また違った感想がでてくるのかな、と思いました。


とにかくストーリーは暗めです(^^;。
ただそれに反するかのように華やかなショーのシーンは見ごたえ十分です。
まさに光と影(笑)!

そんなわけで

10点満点中

☆☆☆☆☆☆☆☆(8点)

でした。
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2007

0210

会社の後輩ちゃんとソフィア・コッポラの「マリー・アントワネット」をちょうど1日の映画の日に観にいってきました♪

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会社の最寄の映画館っつーことでお台場のメディアージュに行ったのですが、平日のお台場は人がガラガラで、平日に映画見るならお台場はホント快適です。

さてさて、雑誌などでなにかと話題だったマリー・アントワネット。その可愛らしい色彩、映像と、ポップな音楽にCMを見たときから胸キュン(死語)だったのですが、ほんっとーーーーに、可愛かった!!!!!

以下感想。ネタバレあり





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好き嫌いが分かれる映画だな、という印象です。(ちなみに私は大好き)

まず言うのであれば、この映画は歴史映画として観るものではなく、一人の少女の半生を描いた青春映画として捉えるのがいいかと思います。

物語は基本的に平坦です。
あの時代の西洋史に疎い私でも知っているエピソードが、ばんばんばん、とつながれていっている感じ。
とはいえ、アントワネットの青春の輝きや切なさ、悲哀、宮廷の掟の滑稽などはちゃんと表現されていたと思います。

アントワネット自身の描かれ方としては、天真爛漫で可愛らしい女の子。
けれど、オーストリアから単身、偏見に満ちたフランス宮廷へ輿入れをした若干14歳の彼女にのしかかるプレッシャーがどれほどのものだったかと考えると、胸が痛くなります。

ラスト、ルイとともにベルサイユに残ることを選んだアントワネット。
手を取り合う二人の姿には、政略結婚とはいえ年月をかけることによってパートナーとなった、二人の絆を感じ取ることができました。


以上、ストーリーについてはこんな感じの感想になるのですが、私的にはこの映画の最大の魅力はやはり、映像美と音楽だと思っています。
平坦な物語すら気にならなくなる、そんなパワーがあります。
素敵な洋服がたくさんつまったクローゼットを開けた時のよう。
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中世のヨーロッパを舞台にした映画だと、色彩がもっとクラシカルというかもう少し鈍い色味の映像がほとんどなのですが、それを今回のマリー・アントワネットではあえてカラフルな色彩を使用しています。
音楽もクラシックではなく、パンクなポップ・ミュージックが中心。

マカロンやケーキ、靴や扇子などの小物のセンスも抜群で、とにかく女心をくすぐる出来になってます。
言ってしまえば、ソフィア・コッポラ・プロデュース「マリー・アントワネット」の長編クリップビデオなわけです。

そんなの映画じゃないじゃん!と言われてしまえばそうなのですが、何がすごいって、それでも「この映画大好き!素敵!!」と言わせてしまうパワーがこの作品にはあることです。

そしてヒロインのキルスティン・ダンスト演じるアントワネットが本当にキュート。彼女の透明感に、あの可愛くてポップな衣装や小物が本当にマッチしてました。
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パンフレットが欲しかったのですが、上演後売店がしまっていたので買えませんでした。今度買いに行くつもりです。


そんなわけで、

10点満点中

☆☆☆☆☆☆☆(7点)


でした。

すべては作品のチャーミングさに捧げます。

ストーリーだけなら星5つなんだけどねー(笑)。

2007

0108

観てきました~。とっても面白かったです!
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お洒落映画のようにいわれますが、ストーリーのほうも働く女性の喜びや葛藤を上手に描いているので、お気楽になりすぎず、けれども軽快で良かったです。

ストーリーは

大学を卒業し、ジャーナリストをめざしてNYにやってきたアンディ。
オシャレに興味のない彼女が、世界中の女性たちが死ぬほど憧れる仕事を手にしてしまった!

それは一流ファッション誌"RUNWAY"のカリスマ編集長ミランダ・プリーストリーのアシスタント。

しかし、それは今まで何人もの犠牲者を出してきた恐怖のポストだった!

ミランダの要求は、悪魔的にハイレベル。朝から晩まで鳴り続けるケイタイと横暴な命令の数々、その上"センス、ゼロ!!"と酷評され、アンディはこの業界が努力とやる気だけでは闘えないことを思い知らされる。

キャリアのためとはいえ、私生活はめちゃめちゃ。カレの誕生日は祝えないし、友達にも愛想をつかされる。

この会社で、このままでいいの?私って、本当は何をしたいんだっけ?

働く女性なら誰でも共感してしまう等身大の悩みを、華やかなファッション業界を舞台にゴージャス&ユーモラスに描いた今年最高のビタミン・ムービー!

 

以上HPからの抜粋です。


以下感想、ネタばれありです。

まず、やはりなんといっても映画全体の雰囲気がお洒落で可愛いです。

アン扮するアンディの衣装が可愛くて、見てるだけでも楽しいです。代官山や青山でウインドウショッピングしたときと同じような感覚におちいります。私の瞳孔は映画を鑑賞中ずっと開きっぱなし(笑)。
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プラダをはじめ、シャネルやエルメス、マイケル・コース、マーク・ジェイコブス、カルバン・クラインなど有名なハイブランドの名前が随所に登場します。この物語はそれらのブランドのアイテムが横行しますが、アンディの少女と大人の女性の狭間にある容貌がおハイソ感をいい塩梅で和らげて、それらのファッションをギラギラではなくキュートに着こなしているあたりも上手い。

物語も、ミランダに最初は反発しつつも彼女の仕事に感銘をうけ、それでも自分の芯を通すアンディには好感がもてます(物語全編通して、アンディはミランダとファッションの仕事に一目置くようになってもすべてに迎合せず、彼女自身の芯の部分は一貫していたと思います。)

 

極端な物語ではありますが、価値観の異なる仕事または上司や仲間への反発、折り合いのつけ方、価値の見つけ方、そこから学ぶこと、これは社会生活においては必須で、「そうだよなー」とうなずくシーンがいくつもありました。

そして、アンディ自身が変わったつもりはないのに、周りの理解が得られない苦しさ。これはアンディの立場も、彼や友人の立場もわかるので、ほんとうに辛いところだな、と。
「仕方なかったのよ」というアンディに、彼氏もミランダも「(そうはいっても)あなたが選んだ道だ」と言います。
そうです、そうなんですよね。仕方ない状況に追いやられたって、それを最終的に選択するのは自分。周りの責任ではないんです。

そうはいってもミランダのやり方をすべて受け入れることができない、いや、ミランダとアンディの「道」は違う、と悟ったアンディはミランダのもとを離れます。
ここに自分の道をみつけ、次のステップへ進もうとするアンディの姿があります。
携帯電話を泉に投げるシーンでの彼女の一皮向けた笑顔は実に綺麗でした。

そしてアンディに、ミランダの生き方に賛同できないことをつげられても「なにを言っているの。これはみんなの憧れる仕事なのよ。」と自身に満ちた表情で言い切るミランダ。
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ミランダとアンディ、まったく違う価値観と信念をもつ二人の女性の人生が一瞬だけ交差する。うまく描いています(アンディの人生のターニングポイントに彗星のように現れたのがミランダというべきか)。

価値観の違うミランダに、それでもアンディの仕事を認めてもらえたラストは、とても爽快でした。
そして、ミランダが最後に見せた笑顔もとっても素敵。

アン・ハサウェイのキュートさと、メリル・ストリープのさすがの存在感、わくわくするようなファッションセンスと音楽、前向きになれる物語、とてもよい映画でした。

デート・ムービーといわれることもあるみたいですが、お洒落が好きな働く女友達と一緒に見に行っても楽しいと思います。

そんなわけで

10点満点中

☆☆☆☆☆☆☆☆☆(9点)!

でした。

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オタクにも純粋なる一般人にも属せない、なんとも中途半端な自分の位置づけに苦しむ花のOL(笑)。
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