2007
以下ネタバレです。
感想としては、悪くはないけど今一歩という感じでした。
役者もいい、キャラもたっている、良いエピソードもある、、、なのになぜか今一歩入り込めないというか。
ゾーイに振り回されているケイト、という感がぬぐえないんですよ。
もちろん母親をなくした子供の心の傷なんてちょっとやそっとじゃ癒せないでしょう。
でもそこはエンターテインメント。
もう少しケイトとゾーイの心の交流を分かりやすくフラグだててほしかった。
心を開く→閉ざす→開く→閉ざすの繰り返しで、観てるほうとしてはちょっと辛いです。というか疲れました。
とはいえ、一緒に仕事と学校をサボってゲームをしたり、傷ついたケイトにウサギのぬいぐるみを貸そうか?と申し出るゾーイなど、良エピソードはなかなかぐっときます。だから余計に惜しいんだよな~。
ニックのキャラはいいですね。
ケイトとゾーイの心を明るく照らしてくれる、度量の大きなナイスガイです。
ニックがらみのところは申し分なく、笑えてほろりとして、人懐こくおおらかな性格の彼が、ケイトとゾーイの心に自然に寄り添って行く描写はとても温かみがありました。
(ゾーイにスパゲティを食べさせるシーンは彼の人柄を表す良シーンですね)
子供を忙しいレストランにお手伝いで置いておけるのか、とか、それなりに世話になったお店で、客に怒って肉をテーブルに突き刺して辞めるのはどうよ、とか(とはいえ笑っちゃいましたが)いろいろ突っ込みどころはありますが、観後感は爽やかで悪くはないです。
今回は10点満点中
☆☆☆☆☆☆(6点)
でした。
2007
一ヶ月以上も前に観たのですが、いまさらですが「さくらん」感想です。
以下ネタばれ
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蜷川実花の映像世界は実に綺麗ですね。
女性受けする毒々しさが本当に美しいです。
この映画、感想を簡単にいうのなら「よい意味でイメージどおり、悪い意味で意外性がない」でしょうか。
蜷川実花の映像、椎名林檎の音楽、土屋アンナの演技、すべてうまく調和されていて、でも「観る前から思っていたとおり」なんですね。
原作の漫画は面白いですし私は好きなのですが、いかんせん映画を観ていても情報が自動的に頭の中で補足されてしまって、純粋に映画として面白いかどうか、と聞かれると正直「わからない」のです。
原作の物語を多少アレンジして時間内に収めているのはうまいと思います。
それから土屋アンナは綺麗なのですが、やはり演技力に定評のある菅野美穂や木村佳乃と並ぶと「演じる」上での女優としてのオーラは負けてしまい、見劣りするように感じます。
二人のほうが演技に凄みも華もあるというか。(まあこれはキャリアの差もあるし仕方ないのですが)
個人的に好きなシーンは菅野ちゃん演じる粧ひのおいらん道中シーン。
おそろしく菅野ちゃんが美しい!!!!!
怜悧さと妖艶さを見事に現していて、見ていて鳥肌がたちました。
それから土屋アンナ演じるきよ葉が惣次郎を想い川縁で泣くところ。
きよ葉の切なさややるせなさなど、いろんな感情が伝わってきました。
このシーンのアンナの泣き顔はとても良かったです。
そんなわけで今回は10点満点中
☆☆☆☆☆☆☆(7点)です。
しかしこれもマリー・アントワネットと一緒で、映像美と音楽を評価する部分が大きいです。
それがなければ星5個だろうなあ。
2007
周りの評判が良くてけっこう期待していたのですが・・・。
以下ネタバレあり。
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よくCMで流されたど派手な夫婦喧嘩や、その後の夫婦喧嘩しながらのアクションシーンは二人の掛け合いが面白く、笑えます。細部細部の会話が夫婦によくみられる会話で、ど派手なアクションとの対比がいい感じです。
ブラピ扮するジョンの、尻に引かれた旦那っぷりもGOODです。
人を殺した人数がジェーンに負けてショック受けているところとか、ジェーンがミスを許してくれないと言うところとか。
そしてアンジェリーナ・ジョリー扮するジェーンはのとにかくセクシーなことキュートなこと!
銃を構えて不敵に微笑むアンジーは本領発揮の美しさですし(SM女王の格好、似合いすぎ・笑)、ジョンとお互いに銃を突きつけて、けれどもジョンが「殺せない」というシーンで、「殺しなさいよ!」と叫んだあとの切なそうな泣きそうな表情はすごく可愛らしい。
で、この二人の関係やキャラは立っていてその辺はよいのですが、ストーリーはまあ、うん、という感じです(^^;)。
アクションコメディなのでそこまで物語にこだわる必要はないのでしょうが、それならそれでもう少し思い切った痛快さが欲しかったなあ。
わりと前半部分はだれた感じがして、夫婦喧嘩後の中半以降の方がテンポは断然いいです。
役者もいい、夫婦漫才も笑える、アクションシーンもいいのに、なにか物足りなさを感じた部分はぬぐえず。
そんなわけで
10点満点中
☆☆☆☆☆・☆(5.5点)
でした。
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